昔から人気の習い事、ピアノ教室のあれこれとは

ピアノとバラの花びら

長年人気の習い事としてトップに食い込む習い事のピアノ。子供から大人まで人気の習い事であるピアノ教室は一体どんなことをするのか?また何歳から始めることができるのか?そして自分がピアノの先生になるには?ピアノ教室について様々な面からご紹介いたします。

ピアノ教室は何歳から?

ぎこちない手でピアノを弾く女の子

ピアノ教室は人気の習い事で昔から不動の人気となっています。特に女の子の習い事としてとても人気で小さい頃からピアノを習わせたいと考える親御さんも多いものです。
そんな人気のピアノ教室、何歳から通わせることができるのか。また通わせて培われる感性はどんなものなのかが気になります。

基本ピアノ教室に通わせる年齢として適切なのは4歳ごろだといわれており、これは子供に鍵盤を押せる力が備わるかどうかというところが判断材料となっています。
最近ですと子供にピアノの音を聞かせて音感などを発達させる、この取り組みから赤ちゃんからお母さんと一緒に通う教室も増えていますが、お子さん自信が鍵盤をしっかり押せて弾ける目安は4歳ごろとなっていますが個人差もありますのでまず体験教室などを訪ねて適正かどうかを見てもらうとわかりやすいです。

音感自体は1歳から発達し、5歳頃までが最も発達しやすくなっております。この時期を逃さないように幼児向けの音感トレーニングを受けておき、ステップアップして鍵盤を押せる年齢になったら本格的にピアノを始める方法をとる方も多いです。
音楽の英才教育を目指している、そんな方は1歳から音感のトレーニングのためにピアノ教室などを利用しております。

本格的なピアノはダメでも力の要らないおもちゃのピアノで遊ばせるようにピアノのレッスンをしてくれるところもありますので問い合わせてみるのをおすすめいたします。
またこのピアノは一体どういう風に影響してくるのか、ピアノで得られることは実はジャンルを超えて良い影響を与えるものとなっており、それゆえに人気の習い事となっています。

まず知能面でのメリット。指先を動かすというのは大切なことで、子供のうちから盛んにピアノのような指先を動かす動作をしておくと脳にいい刺激が与えられます。そのため知能が発達しやすくなり、学力向上などの影響がでるといわれています。

また音を聞く、リズム感などが発達するのが音楽で、ピアノを通して音楽に触れておくことで耳が発達し、例えば外国語のレッスンもこれからお考えの場合耳がとても良い状態になっているので聞き分ける力が高い状態で習得できます。そのため一から耳を育てる必要がある場合に比べてスムーズに外国語を習得しやすい、そんな効果があるといわれています。

音楽は脳に直接働きかける、そんなメリットを多く秘めておりますので、このように知能や聞き分け能力の発達のほかに、脳が成長するため同時に運動能力の発達も期待できます。
脳を育てる為に大きな働きをするのがピアノ。そのため昔からピアノ教室は昔から人気の習い事となっており、いまでも多くの方が通っている教室なのです。

レッスンにかかるお金は?

鍵盤

習い事をするにあたり気になるのがレッスン費用です。
大人になってから始める習い事としても人気のピアノですが子供のうちに複数の習い事を行う時にも食い込んでくるピアノ。やはり複数の習い事を始めるにあたり月謝はどれくらいか一番気になるところです。

また月謝以外にもかかる費用は習い事にはつきものなので、その費用を把握しておくのも大切です。
ピアノのレッスンにかかるお金は大体就学前で4000円から7000円、小学生ですと最高で一万円程度の月謝をみておくとよいでしょう。
これは一般的な月謝となっており、大体6000円前後が多い習い事の月謝の中でも平均程度の月謝金となっています。また就学すると月謝があがる習い事は他にも多いので、ピアノのレッスンは習い事としてはごく平均的な月謝となっています。

但し最初の費用として設備費、入会金は勿論楽譜など教材費も必要なところもありますので事前に問い合わせが必要なのと、またピアノに欠かせないのが発表会でそのときは別途に会場費や衣装代、特別レッスン用の別途費用がかかるときもあります。
最初に払う入会金などは入会の段階で基本説明があるものですが、これら発表会に関してはきちんと最初に問い合わせをしておき、大体いくらかかるかを把握しておくのをお勧めいたします。

やはり発表会のように目に見えて成長が分かる、そんな場面には是非参加したいと思う方が多いです。
月謝以外にもかかるお金は習い事をしているとつきものなので、このほかにも教室によっては必要な費用があるかもしれません、入会の段階で説明はあり、また資料にも掲載していますが不明がないようにしておきましょう。
またピアノということで自宅でも練習しておく必要があります。

自宅にピアノが無い場合そちらも購入しなくてはなりませんので購入を考える場合、電子ピアノか普通のピアノかでも金額は大きく異なります。
電子ピアノでも勿論不足はありませんし、またとても手ごろなので大体5万円以内で購入可能です。

しかしグランドピアノやアップライトピアノのように鍵盤の押す力で微妙に音が変わるという感覚は電子ピアノでは得られないものとなっています。
その微妙な感覚を育てる為には電子ピアノではなくアップライトピアノやグランドピアノの購入も検討しなくてはなりませんので、最低でも30万円以上の費用がかかると把握する必要があります。

特にグランドピアノは値段が高額であり、またスペースも大きくとるものなのでどうしてもグランドピアノで弾かせたい、将来ピアニストを目指させたい場合はグランドピアノ、そこまでではないが感性をしっかり育てたい、そんな場合はアップライトピアノの購入をお勧めいたします。

大人も大歓迎なピアノ教室

スーツを着た男性がピアノを弾く

ピアノの習い事、小さいときに習えずに大人になって自分で月謝を支払って通えるようになってようやくピアノ教室に通おうと考える方もいます。
ですがピアノ教室は一見子供の習い事として目立ちますのでどこか大人になってからだと通いにくいものです。それに全くの未経験で今更通うのも…と尻込みする方もいるのではないでしょうか。

ピアノ教室は勿論子供だけのものではなく、大人のためのピアノ教室もあります。
習いたい気持ちはあっても習う機会がなく大人になってしまった方でも基礎からしっかり教えてくれますので、完全に未経験の場合でもすぐに馴染めます。
もちろん楽譜が読めない、ピアノに今まで一度も触ったことがない、そんな方も大歓迎となっているところが殆どです。

やはりなれるまではできるだけ間隔をあけずに教室にいくのをオススメされますが、やはり大人の教室ということできちんと考慮されて、月に4回レッスンか月に2回レッスンかで選べるところが多いです。レッスン時間を調整してこれらを選べるようになっているところもありますので体験のときにでも相談してみるとよいでしょう。
仕事との兼ね合いが必要になりますのでどうしても教室にいけない場合もあるかもしれませんが、その中でも出来るだけ学ぶことが出来るのが大人のためのピアノ教室となっています。

ピアノはきちんと家でも連取するのを推奨される習い事なので、仕事のあと疲れて練習をしないという時もあるかもしれませんが仕事以外になかなか趣味が取れない人には家でできる趣味として重宝される一面もあります。
本当に上手くなりたくて習い事として取り入れる場合は月に四回のレッスンを組み、真剣に取り組みプライベートの時間を犠牲にしなければならない、という場合もあります。
ですが趣味程度ですと上達よりも楽しむほうに重点を置き、月に二回だけゆっくりペースで通うなどもおすすめです。

大人になってから通う習い事は親からの希望ではなく自分の意志にそって通うものとなります。そのため自分が上達したいスピードにあわせてピアノ教室に通う頻度を変更できるようになっています。もし本気で目標をたてて挑みたい場合はできるだけ間隔をあけずに、そうでない場合は一回のレッスン時間を長く取った月に2回のレッスンで練習も含める。

そうした調整を自分自身の希望で通せるのが大人のためのピアノ教室となっています。
趣味として気軽にはじめた場合でもやはり上達を感じると達成感を得られますし、また本格的な上達を目指す場合でもレッスン講師による丁寧な指導が受けられますので努力次第でいくらでも上達の伸び代があります。

ピアノ教室をするにあたり必要なもの

暗がりでピアノを弾く

ピアノ教室に通うのではなく、昔からピアノを弾けている人がもしピアノ教室をしたいという場合一体どんな資格が必要になるか。
ピアノ教室において必要な資格は実際なく、必要資格というものはありません。そのためある程度の知識、技能があれば誰でも開業できるものとなっており、使用と思えば誰でもできるものとなっています。

ですが開業のためにも一体教師がどれくらいの技能を持っているか
これを明確にしておきたい点はあります。そのためにも検定などがある場合きちんと検定をとっておき、指導者としての技能を持っていることを明確にしておくというのがよいです。
趣味か指導者としてか、その点をはっきりさせておくのは基本だともいえます。

既存のピアノ教室で講師として働く場合も検定での成果が見られますので、ピアノの先生になりたい方は必見です。
もし自分でピアノ教室を開く場合はグランドピアノの用意、開業届け提出のための資金などを用意しなくてはなりませんが基本ピアノの講師になるための資格というものは必要なく、近隣への音の配慮、設備、そして技能さえあれば誰でも開業できるものとなっています。

しっかり教室として成り立たせるためには経営のノウハウなども重要となってきますが、実際するにあたり必要とされる資格というものはありませんので、ピアノ講師を募集しているピアノ教室が見つからない、そのため自宅開業したいという方は税務署に開業届けの提出などは求められますが自営業としていつでも能力さえあれば誰でもできる、ということになります。

必ずピアノを購入する必要はある?

電子ピアノを弾く男性

ピアノの教室に行きたい、と考えていても自宅でピアノを置けない、また高額なので購入が難しい、さまざまな理由で家での練習のためのピアノを買えないという場合があります。
もし自宅にピアノを置いておけない場合、やむを得ない場合の為にピアノの購入を必要としていない教室もあります。

ですがピアノは日ごろの練習が大切なものとなっていますのでやはりそのための対策を練らないといけないこともあります。例えば学校のピアノを借りて練習させてもらう、またはその分月謝を多く支払いレッスン時間や回数を増やすなどの手段があります。中にはレッスン室を練習のために使用させてくれる教室もあるので実際問い合わせてみるのをおすすめです。

練習次第でうまくなるピアノゆえに、自宅に置けない場合でも近隣の練習室を借りるなどして自宅に置けない分をカバーする必要があります。
ピアノは日ごろの練習が大切なものとなりますので家にピアノが無い場合ピアノ教室に通うのは不可能という風に考えがちですが、努力次第でそれらはカバーすることができます。
レッスン時間、回数に関することは教室に交渉できます。もしお子さんがピアノを習いたい、となったとき、ピアノの購入が難しい、しかし習わせたいという旨を伝えたうえでピアノ教室に相談してみるとそこを考慮したレッスンをしてくれる教室もあります。

ピアノを上手に弾けるようになりたいために通う場所には変わりありませんが、もし上達に対してまだ明確な意識が無い場合、音楽に触れるための場所、ピアノに触ることができる場所としてもピアノ教室は役立ちますので、先ずは体験レッスンなどでピアノの関わる機会を作ってから考え、そこから本格的にピアノを購入してのレッスンなどを受けるのも一つの選択肢です。